困った！ 避妊したのに生理がこない！

■　困った！　避妊したのに生理がこない！


数日前のセックス。避妊したので安心していたら、生理日にもかかわらず生理がこない。
これって、どういうことなんでしょうか？


・避妊に失敗した

普通に考えれば、避妊の失敗です。
避妊方法が間違っていたか、使い方を謝っていたケースですね。

たとえばコンドームですが、きちんと着ければ、言われているよりも確実な避妊手段です。ところが、位置がずれていたりほんのちょっとゴムに傷がついていただけで、アノ最中に破れてしまうことがあるほど脆いところがあります。薄さが命ですから、破れるときは一瞬です。

ピルならば飲み忘れが考えられますし、恐ろしいことに男性のパイプカットでさえ”精管が繋がって妊娠した”という事例があるとか。限りなく１００％という言われる方法でも、絶対安心というわけではないのです。オギノ式の単独避妊はほとんど当てにできません。

避妊の失敗にすぐに気付いたなら、妊娠を妨害する方法は残されてます。７２時間以内なら、アフターピルによる「追いかけ避妊」が対処可能です。手元にピルがないなら、知り合いに譲ってもらうか、直ちに婦人科へ駆け込みましょう。


■　妊娠してないのに生理がこない


・年齢的なもの

あなたの年令が５０歳以上、またはそれに近くなっているなら、すでに閉経している可能性があります。いきなり閉経ってことはないので、ずっと以前から不規則などの兆候があったはずです。女性の閉経は５０歳前後ですが、その前の段階に体調や精神的に不安定になる「更年期障害」があります。これは、閉経に関する女性ホルモンの急激な減少がおこることで、体内にさまざまな不調がおこるものです。生理が不順になったりしばらくこなかったりを繰り返し、やがて完全に閉経にいたるのです。

ところで更年期は生理不順の極みなので、しばらく無いからといっても、避妊しないのは危険です。数年後、突然くることもあるので、排卵を知らずにセックスしてしまい予期せぬ妊娠にいたるカップルもけっこういます。


・強いストレス

女性の身体は敏感であり、ストレスに対して素直です。より高度なストレスがあるときは月経サイクルが変調をきたして妊娠しにくい状態になります。赤ちゃんを授かるよりも自分自身の身体を優先させるシステムが働く……というのは言いすぎでしょうか。環境の変化や身の危険、好まざる圧迫感などなど、とにかく大きな不安を抱えているときというのは、生理周期も不安定になって、しばらくこないことがあるものです。



生理がこない、即、妊娠　ということはありません。これまでの経験や置かれている状況から、「これは大丈夫」「あ、危ないかな？」という判断をしてみてください。

よくわからないと思うなら、婦人科へいくのが安心でしょう。