コーラでの避妊について

コーラの避妊について。


昭和のころ、コーラを使って避妊できるというウワサが広がりました。コカコーラがいいとかペプシが好みだとか、まことしやかに信じられていたものです。

コーラは酸性です。「漬けておくと骨を溶かす」という事実があることから、殺菌作用を期待して「避妊」ができる思い込んだようです。ある実験の結果、精子を殺傷することはできるということですが。。

この件を研究したアメリカの教授がいます。それによれば、性交の後にコーラを入れても精子のスピードに間に合わないとのこと。膣口近くでの射精後に、コーラを振っていては間に合わないことは、ちょっと考えればわかりそうなものです。

「無駄なことをしているなぁ」と笑っている場合ではありません。コーラを注入することで膣内の表層の細胞を痛めたり、有益なバクテリアを取り除いてしまったりするため、性感染症などに感染しやすくなるというのです。また、膣の洗浄は、骨盤炎症や子宮外妊娠の危険性を高めると報告されています。

殺菌作用が仇になって膣内の環境を悪化させてしまう。
「百害あって一利」なしとはこのことです。

米国では、1950から60年代にかけて、若い人によるコーラ避妊が行われいたました。どうやら、アメリカから日本に上陸したようですね。途上国においては、いまなお、普通にコーラによる避妊を行う人がいるようです。

コーラでの避妊は絶対にやめましょう。

それにしても、コンドームはどこでも買えるのに、避妊薬は薬局で買えません。ゼリーもフィルムも禁止されました。これだけ女性が社会進出している先進国日本で、避妊が男性任せというは、おかしなものですね。

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